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お腹の痛み [お腹の痛みと場所]

お腹の中には、身体を機能の中枢となる大切な臓器がひしめいてます。それぞれの臓器は、異常があると何かしらのサインを発するようにできてます。そのため、違和感や痛みのを感じる位置によって、およその病気を知ることができるのです。

このブログでは、主に下腹部についてお話していきます。

その前に、お腹のどの場所が痛むのか。おおよそどのような臓器が問題なのかが分かれば、検査や治療がスピーディになるわけです。では、どこが痛めば、どんな病気があるのでしょう?

お腹が痛む位置を6つに分けて、それぞれの可能性のある病気を紹介しますね。



・みぞおち

いろいろな臓器が集中して、痛みを感じやすいのが「みぞおち」です。
上腹部の痛みは、みぞおちが痛むことが多いです。
 胃炎、十二指腸潰瘍、胃がんなど

・右上の腹部

肝臓や胆道の病気に関連して痛むことがある場所です。その他にも、膵臓や十二指腸の病気も考えられます。
 急性胆嚢炎、胆石症など

・左上の腹部

主に膵臓などが痛みやすい部位にあります。胃や脾臓なども、この部位にあたります。
 慢性膵炎、膵がんなど


・へそ付近

腸の病気を患っている可能性が高い場所です。
 小腸炎、大腸炎など


・左右の横腹
この場所が痛む場合は、主に腎臓の病気のケースが多いようです。
ほかには、大腸や小腸、尿路結石でも痛むことがあります。
 小腸炎、大腸炎、腎盂炎など


・左右の下腹部

左下腹部が痛む場合は大腸関連の病気が多いですね。虫垂炎(いわゆる盲腸のこと)は、右下の下腹部が痛むケースが目立ちます。
 過敏性腸症候群、虫垂炎など

・下腹部

中央部が痛むときには、大腸、小腸、膀胱や尿道など様々な病気の可能性があります。また、女性であれば「子宮」が、男性であれば「前立腺」の病気という場合もあります。
 膀胱炎、腸管癒着、子宮筋腫など



いかがですか。痛みの部位によって、これほどまで、病気も対象の臓器も異なるのです。中には肝臓のように、臓器の変調を知らせてこない臓器もあります。
また、部分的ではなくて、「お腹全体」に激しい痛みを感じることもあり、その場合には、急性腹膜炎、イレウス、腸管膜血栓症などの急性の病気が考えられます。

お腹の痛みは恐ろしいですね。
異常を感じたなら、ガマンしないこと。「大丈夫」と自己判断しないこと。そうして、すぐにでも病院へ行くことが一番です。



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下腹部の張りで疑われる病気とは 1 [下腹部の痛み]

■ 下腹部の張りで疑われる病気とは 1


違和感とまでは言わないありきたりな感覚の中にも、怖い病気が隠れている可能性があります。

よくある、お腹の張りやガスが溜まるような感じは、誰もが感じたことのあるものです。女性であれば、生理痛によって、下腹部の痛み・膨張感が珍しくない。毎月のように経験する女性も多いのではないでしょうか。

そんな下腹部の張りですが、馴染みであるがゆえ、恐ろしい病気元になっていても気づかないことがあります。下腹部の膨満感という症状を呈する病気の中には、命に関わるようなものもあるんです。

「お腹の張りなんて、いつものこと」

そんな軽視は危険です。気になるならすぐに受診してください。


■ 緊急手術が必要なこともある腸閉塞

腸閉塞という病気があります。病名だけなら耳にしたことがあるかと思います。字面から「腸が詰まってしまう病気かな?」という予測はつきますが、実際はどんな病気なのでしょう。


・腸閉塞とは

腸閉塞は「イレウス」とも呼ばれます。腸液やガス、便などが正常に通過できずに腸内に溜まってしまい、その結果腸が捻じれたりしてしまう状態のことです。すぐにでも病院の処置を受けないと、最悪、死に至ることもある病気です。

腸にガスなどが溜まることで命を落とす。極論すれば、ガマンしたオナラで死亡とわけですが、いったいなぜ、そんなことになってしまうのでしょうか?


 腸内容の貯留により腸内圧が進むと、腸管壁の血管が圧迫され血行障害を起こします。腸管は浮腫んで、腸液やガスなどの吸収が障害されます。さらには腸管内の腸内細菌が異常増殖、それと共に毒素も産み出されます。それらが腹腔内や血中に移行することで敗血症をおこします。膨満した拡張小腸によって横隔膜が押し上げられ、呼吸機能も低下。腹部の大血管も圧迫されて静脈の流れが障害だれて、心臓や腎臓の機能も悪化していきます。


腸内におこった異変により、血液や肺、心臓や腎臓という重要な臓器にまで異常をきたしてしまうわけですね。さらには、嘔吐などの症状も伴うため、激しい脱水症状が引き起こされてしまうことがあります。

いかがです?

腸閉塞によって死に至るプロセスには、こうしたメカニズムがあるのです。腸閉塞の疑いがあるなら、すぐに病院へ行くことが大切だと分かってもらえたと思います。



・腸閉塞の種類

腸閉塞には、色々な様態があります。大きく分けると、ただ腸内に詰まりが起きているだけの腸閉塞と、締め付けが起きてしまう「絞扼性イレウス」とがあります。

その絞扼性イレウスの中にも、複数の状態があります。腸の状態によって、「結節形成」「嵌頓(かんとん)」「腸重積」など、様々な呼び分けがされています。絞扼性イレウスを起こしてしまうと、緊急手術が必要になります。急激に全身の状態が悪化するため、一刻も早い対処が重要です。


・腸閉塞の原因

とても怖い腸閉塞ですが、次のようなことが原因になります。

 開腹手術後の癒着や炎症
 大腸がん等、腸の病変
 誤飲や消化不良
 腸の神経の異常


もっとも多いのが術後の影響。病気の種類にかかわらず、開腹手術をすると、腸同士や腸と腹壁が癒着を起こします。癒着も軽度ならば問題ないのですが、癒着部分が捻じれたり締め付けられたりしてしまうと、腸閉塞になるのです。

このような腸の捻じれや締め付けは、腸の病気によるものだけでありません。異物を飲み込んでしまったり、消化の悪いものを大量に食べて腸内に停滞してしまっても生じろことがあります。それでも可能性が高いのが開腹手術後に起こる腸閉塞。手術をした後は注意が必要なのです。

以下の症状があるのなら迷わず受診しましょう。


・腸閉塞の症状

腸閉塞の典型的な症状は、嘔吐・下腹部痛・下腹部の膨満感 です。

多くのケースで、こうした症状が急激に起こります。突如として激しい腹痛や膨満感が現れ、いったん治まり、また痛みが来ることを繰り返すという特徴があります。

吐しゃ物にも特徴があります。最初のうちはよくある胃液や胆汁などですが、それらを吐き切ってしまうと、腸に詰まっているものが出てきます。それは、便のような見た目や悪臭のする吐しゃ物になります。

絞扼性イレウスでは、激しい腹痛や嘔吐が続いて顔面蒼白となり、発熱や冷や汗などの症状も見られます。もしも、このような症状あるのなら、すぐにも救急車を呼んでください。

・腸閉塞の治療法

腸閉塞の治療は基本的に、絞扼性イレウスとそれ以外の腸閉塞とで、方法が異なります。絞扼性イレウスでは開腹手術、それ以外の腸閉塞では点滴・抗生物質の投与が主な治療です。

さほど重症ではないなら、手術をしなくても、薬物治療やイレウス管(細長い管)を入れて腸内のガスなどを出す処置をするだけで回復します。

これらの処置でも回復が見られない場合や、絞扼性イレウスでは、開腹手術が必要となります。ただの下腹部の張りならいつものことと思ってもいいですが、激しい腹痛や嘔吐も出てきたら、早急に病院へいくべきです。

タグ:下腹部 病気
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症状から調べる病気とその原因
男性も下腹部(下っ腹)に痛みや違和感を感じますが、とくに女性はより多くの病気や症状を抱えてます。 腰痛鈍痛や張り、左下や右側。原因は便秘によるガス(おなら)の溜まりすぎのや下痢といった日常的なことや、妊娠初期のおめでたい話しだけではありません。子宮や卵巣にまつわるガンや重い虫垂炎などもいるいろ考えられるのです。生理のとき多すぎる出血、吐き気や頻尿、血便や腰痛など。中にはあまり関係のない症状がじつは下腹部の異常がもたらしているこもあります。

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